横浜駅から徒歩5分。西口のジョイナスやビブレといった複合型ショッピングビルのある繁華街を抜けたところに、『HOTEL ZAFIRO』はある。主な客層は地元・ハマっ子の30代40代が多いが、駅からほど近いこともあり、横浜デートに訪れた若いカップルの需要も高い。50室の客室数を誇りながら、土日は昼過ぎには満室、平日も日中から賑わうという活気にあふれたレジャーホテルだ。

　外観こそオーソドックスなレジャーホテルだが、2015年の７月にリニューアルしたばかりとあって、寝具に風呂、エアコンから家具まで入れ替えたという室内はモデルルームのような清潔感。壁紙や内装はアーティスティックな意匠がほどこされ、ラグジュアリーなトーンで統一されている。

　全室共通の設備としては、最新のVODシステムや、DVD・ブルーレイプレイヤーはもちろん、浴室テレビ、都心では最近少なくなってきた通信カラオケも完備。レンタル品も、女性用には美顔器やハンドマッサージャー、男性用には高級電気シェーバーなど充実している。中でも、VIPルームと名付けられた「301」は、バスルームが他の部屋の2倍近く広いほか、独立したサウナ専用ブースによるミストサウナ（アロマハーブ入浴）を楽しむことができる。ベッド周辺も和室になっている特別仕様となっており、よりくつろぎのリラクゼーションを満喫できる。ちなみに、専用ブースこそないものの、ミストサウナ（アロマハーブ入浴）はVIPルーム以外の14室にも併設されているので、美容意識の高い女性、サウナ好きの男性いずれも満足できるだろう。

　ホテル内でフードサービスは提供していないが、これは横浜駅周辺の市街地に近く、外食や持ち込みの多い利用客のニーズに合わせているため。ケータリングの利用も自由だし、宿泊利用なら外出も可能だ。ちなみに、5階の部屋はすべて禁煙ルーム。きちんと階が分かれているので、タバコの匂いが苦手な人にも安心だろう。

　料金・利用時間の区分は休憩・サービスタイム・宿泊とオーソドックスだが、人気は平日（月〜金・祝前）の11〜20時の間で最大9時間利用できるサービスタイム。休憩も、周辺では３時間のレジャーホテルが多いところを、４時間と長めに設定されているのが嬉しい。平日も賑わうハマのレジャーホテルで、満足度の高いひとときを過ごしてほしい。