歌舞伎町といえば、押しも押されもせぬレジャーホテルの激戦区。週末ともなれば、空室を求めてさまようカップルも少なくないが、できれば予約してでも狙いうちで訪れてほしいのが、ここ『HOTEL THE HOTEL』だ。

　このホテルの最大の特徴は、なんといってもLED照明がきらびやかな全22室が、一部屋一部屋まったく違うコンセプトでデザインされているということ。部屋一面がベッドになっていてゴロゴロくつろぐことができる「53Bed!」や、ベッドのまわりにふかふかのマットが敷かれて無重力気分を味わえる「64 ZERO gravity…」、エッグ・ベネディクトを模した丸ベッドがかわいらしい「23 Egg Benedict Cumberbatch」など、部屋ごとに遊び心あふれた名前がつけられている。行くたびに違う仕様を楽しめるので、何度訪れてもマンネリにならない。

　全室完備の設備も充実している。50インチ以上の大画面テレビ、見放題のVODはもちろん、持参したiPhoneなどをつないで高音質で聴けるスピーカーを設置。アメニティはホテルアメニティとして人気のアロマエッセシリーズでそろえ、ナノケアドライヤー、2WAYアイロンなど美容アイテムも充実している。ベッドは低反発マットレス、肌触りの良いコットン製のルームウェアが用意されているのも、嬉しい心配りだ。

　利用プランにもさまざまな選択肢がある。通常の「休憩」「サービスタイム」「宿泊」のほか、日から木曜は通常翌11時チェックアウトのところを翌9時に繰り上げると割安で泊まれる「早出宿泊」がある。また、ハッピーホテルのサイトもしくは電話から宿泊予約すると、平日（月から木曜）は通常21時からチェックインのところ、18時からチェックインできて料金そのままの「アーリーチェックインプラン」や、通常12900円以上かかるランク４以上の部屋が、日曜限定で9800円で利用できる「サンデー特別料金プラン」もある。

　さらに、男性同士・女性同士での利用や、３名以上での利用も可能。あらかじめシャンパンと人数分のサービスドリンク、お菓子の付いた「女子会ナイトプラン」も用意されており、ホテル女子会を実行するハードルを下げてくれている。多彩な使い方ができて、何度きても新しい。そんな『HOTEL THE HOTEL』を、ぜひ歌舞伎町の普段使いするホテルリストに入れておくことをおすすめしたい。