近年のレジャーホテルは、アジアンリゾート風などの洗練されたコンセプトが流行り。昔ながらのメルヘンチックで華美なデザインは少なくなっているが、最近ではそれが逆に貴重な昭和のサブカルチャーとして愛好されることも多い。

　山梨県の中心部である甲府からほど近い『HOTEL LIBERTY』は、今どき珍しいファンタジックな城塞風の外観が特徴だ。どこか懐かしいオールドスタイルな雰囲気を残した、ノスタルジックな佇まいには味がある。双葉スマートICから車ですぐの立地に加え、部屋は１ガレージ１ルームの連棟形式。電動シャッター付きのガレージに車を停めたら、誰とも顔を合わせずに直接部屋へ入ることができる。そのため、お忍びや人目を避けたいドライブデートのカップルに重宝されている。

　21室ある部屋は、全室均一料金で同じ設計・設備なので、選ぶのに迷ったり、お目当ての部屋が満室でがっかり、といった余計な不安や心配がない。２時間のショートタイムなら3,800円、もっとも相場が高くなる土曜・祝前日の宿泊でも9,800円と、１万円以内で必ずおつりが来るリーズナブルな価格設定は嬉しい限りだ。部屋は、都会の繁華街にあるホテルでは味わえない広々としたつくり。ベッドやソファは大きく、部屋全体も十分なスペースが確保されたゆったりした設計になっている。クロス（壁紙）やインテリアなどの内装は全室少しずつ異なっているが、全体的には昔ながらのレジャーホテルらしいシンプルでオーソドックスなデザイン。大人は安心感を、若い世代はかえって新鮮さを感じるかもしれない。

　外観や雰囲気はレトロだが、設備はもちろん最新のものだ。VODシステムや通信カラオケ、持ち込み用のDVD・BDデッキは全室完備。浴室にはジェットバスと浴室テレビのほか、マットとローションで刺激的な過ごし方も。また、アメニティも豊富で手ぶらでも快適に滞在することができる。

　１人利用や３人利用（追加料金が必要）などフレキシブルな使い方にも対応しており、また電話やWEBからの事前予約も可能なので、使い勝手のよさは折り紙付き。山梨や静岡、長野観光の拠点としてもぜひ利用してみてはいかがだろうか。