毛利輝元がこの地に広島城を築城して以来、中国地方の中心地域として栄えてきた、広島市中区。世界遺産の原爆ドームがあるなど、海外からも多くの観光客が訪れるこの街に、このほど１軒のホテルがリニューアルオープンを遂げた。『レステイ　広島』である。

こちらのホテルは、広島市名物の路面電車・広島電鉄市内電車の鷹野橋電停から徒歩4分という、抜群の立地に建っている。駅を背に、元安川の方角に歩いていけば、すぐにわかるはずだ。 すっきりとしたスタイルのビル型ホテルで、1階部分には駐車場があるのでお車でも安心だ。客室は全20室。今回のリニューアルでは、ベッドルームはもちろん、浴室まですべて新しくなった。部屋は設備や広さに応じて、A〜Eの5つのランクに分かれている。リニューアルにあたっては、「2人の特別な時間」を演出することにこだわったというだけあって、各部屋はシンプルでありながらも自然と2人の距離が縮まるように、ムーディーな雰囲気に仕上がっている。

オススメの客室は、「702」と「602」。最もグレードの高いAランクに位置する2部屋で、65型の大型テレビ、マイクロバブルのシルキーバス、浴室テレビなど、ハイクオリティな設備が揃っている。そのほか、2階と3階の全10室には、コーヒーミルを完備。挽き立ての香り豊かなコーヒーを堪能できる。

このホテルの最大のウリは、コーヒーミルでわかるように、サービスの良さ。その象徴とも言えるのが、2Fに設けられたバイキングコーナーである。ドリンクバーや入浴剤バイキング（8種類ほど用意）、アメニティバイキング、レンタルシャンプーといったおなじみのものはもちろんのこと、ケーキバイキングやアイスバイキング、さらにはコスプレバイキング（30着の中からお好きなものをどうぞ）まで、幅広いジャンルのバイキングを取り揃えている。

ここまでのバイキングコーナーは、広島広しといえどもこの『レステイ　広島』ぐらい。ドリンクバーは毎日、ケーキやアイスコーナーは季節ごとに内容を変えるというこだわりぶり。フードメニューには、名物の尾道ラーメンや広島焼きそばといったご当地グルメを揃えているのも嬉しい。 リニューアルしてから、20〜30代のお客さんが増えたというホテル『レステイ　広島』。普段遣いに、観光の拠点にと大活躍しそうなホテルだ。