栃木県の中西部に位置する鹿沼市に新しいホテルがオープンを遂げた。緑豊かな山々と清流を抱くこの街に、リニューアルオープンしたのは『HOTEL FARINA DOLCE』である。 コンセプトは、ヨーロッパでお祝いごとの際に配られる「ドラジェ」。ドラジェは淡いパステルカラーが楽しい、コロリとしたかわいらしいお菓子で、その柔らかな雰囲気を部屋の内装に取り込んでいる。

かわいらしいデザインで統一された客室は全19室。フロントを通らず、直接客室に行くことができるプライバシーを重視した連棟形式となっている。料金に応じて、リーズナブル、スタンダード、デラックスの3タイプが用意されており、キングサイズのベッドや65インチのT V、浴室にも22インチのTVが全室に設置されている。

気になる客室の内装だが、コンセプト通り、とてもスイートで、ベビーピンクを印象的に使うなど、センスよくまとめられており、これまでのレジャーホテルに抱くギラギラとしたイメージが払拭されている。

オススメの客室は「216」。大胆な構図の花柄の壁紙がインパクト抜群。しかし、それでいて部屋の雰囲気と調和しているのはさすがだ。 　長時間の滞在では食事も欠かせないが、その点も『HOTEL FARINA DOLCE』は驚きの充実ぶりだ。カフェ顔負けのオシャレなプレートメニューからピザ、パスタ、ドリアなど種類は豊富。とくにスイーツメニューが圧巻の品揃え。フレンチトーストに始まり、ハニートースト、ワッフル、パフェ……。焼きたてのクレープも提供しており、今後はパンケーキなどラインナップをさらに増やしていく予定。これはスイーツ好きの女子にはたまらないサービスである。

少し足を伸ばせば、餃子の街・宇都宮や日光などにもアクセス可能な『HOTEL FARINA DOLCE』。栃木観光の拠点としても使いたいホテルである。