豊臣秀吉が作りたかったのは、こんな金ピカな雰囲気の部屋だったのかもしれない。思わずそんなことを考えさせられた。なんとも楽しい気分になれるホテルだ。

　テーマは「アラビアン」。もともとは名古屋にあったホテルの姉妹店だそうで、なるほど、煌びやかでゴージャスな雰囲気になったのもうなづける。２０２０年９月にリニューアルオープンしたてなので、設備もピカピカ。ユニークなホテル、新しいホテルが好きという方にはオススメしたいホテルである。

　JR阪和線和泉府中駅徒歩10分、黄金に輝く建物が見えてくる。駐車場の入り口にはラクダの姿が（もちろん、本物ではない）。ここが目指す『HOTEL ARTIA 泉大津店』である。客室は全31室。一歩足を踏み入れると、そこかしこに漂うゴージャスでアラビアンな雰囲気。非日常感が満載である。ロビーには、ウェルカムサービスが充実。カレーバイキングや、ナッツやポップコーンなどのおつまみバイキングなどもあるので、お好きなものを選んで部屋で楽しもう。

　オススメの客室は「501」。２ベッドの広々とした客室で、別にカラオケルームもある。ビールサーバーも設置してあるので、パーティや女子会などで利用するのもいい。風呂には天井がスライドするという驚きの仕掛けも。星空を眺めながら入浴などといったロマンチックな時間の過ごし方もできる。そのほかのオススメは「301」と「411」。「301」には、アロワナが泳ぐ水槽を設置。「411」は秀吉の茶室のような黄金部屋で、巨大な二枚貝を模した黄金の貝殻ベッドがどどんと構える。いずれも当館を訪れたらぜひ利用したいユニークなコンセプトの部屋である。館内には、なんと共有のフィットネス、ビリヤード、ダーツ、カラオケ、シアタールームがある（いずれも予約制）。

　ホテルにいながらにして、スポーツやエンタメまで楽しめる。これはうれしい特典だ。 フードも充実。無料のラーメンやポテト、季節限定メニューが豊富だ。人気はパスタとピザ、 無料スイーツやミルフィーユいちごとバナナのパフェなども女性の支持が高いという。季節ごとにイベントがあり、アメニティやパジャマや入浴剤なども変えているので、いつ行っても新鮮な楽しみがある。 　きらびやかな外観や内装に目が行きがちだが、細やかな配慮も忘れない『HOTEL ARTIA 泉大津店』。近くを訪れた際には是非立ち寄りたいホテルだ。