体重１トンにもなる巨大な馬（ばん馬）が重たいソリを引き、障害が設けられた直線コースをド迫力で駆け抜ける。ばんえい競馬は、本州にはない独自の馬文化として北海道で親しまれている。かつては道内４カ所の競馬場で見られたばんえい競馬も、現在では帯広市の帯広競馬場で行われるのみになった。

　今回ご紹介するホテルは、その帯広競馬所のほど近くにある『8 Carat Hotel OBIHIRO（エイトカラットホテル・オビヒロ）』である。『8 Carat Hotel OBIHIRO』のオープンは、2021年4月26日。生まれたての、ピカピカのホテルである。

　場所はJR帯広駅から徒歩で約16分。帯広競馬場のすぐ東、競馬場とウツベツ川に挟まれたエリアにある。ホテル街からは離れた場所にあるので、プライバシーはしっかり守られる。見られてはいけないヒミツの関係という方には、うってつけだろう。

　コンセプトは、アーバンリゾート。居心地の良い、非日常な空間を目指したという。ホワイトとブラウンを基調にしたホテルの外観は、シティホテルのような佇まいだ。ホテルの内部がどうなっているのか、期待が膨らむ。

　客室は13室と、プライベート感のある大きさだ。期待しつつ客室へと進むと、驚かされた。ホテルの外観と同じく、客室の内装もきわめてモダンでスタイリッシュ。少ない色数で、上品にまとめられている。50インチ以上の大型テレビ、VOD、Wi-Fiと設備も整っている。

　オススメの客室は「303」。広々としたスイートルームで、最新型のカラオケを完備。女子会やパーティにも利用できる。

　気になるフードやドリンクメニューも充実している。ドリンクは30種類近くを取りそろえており、地元十勝のソウルフードである塩辛じゃがバターも食べることができる。

　『8 Carat Hotel OBIHIRO』では、利用料金の割引サービスなどを行うゲリライベントをしばしば開催している。運がよければ驚きの安さで利用できるそうなので、ばんえい競馬を楽しんだ後で、ひとつ運試しをされてはいかがだろう。