New Open Hotels
- 波音に包まれながら寛ぐ、人魚が誘う海辺のリゾート マーメイドテラス(北海道函館市)
どこまでも続く水平線が、穏やかな時の流れを映し出す函館市広野町。観光地の賑わいから少し離れたこの場所には、空と海が描く幻想的な風景が馴染んでいる。道を歩けば、潮風に混じって風情ある港町の香りが漂い、遠くに響く船の汽笛が旅情をくすぐる。そんな海から地上へとたどり着いたかのように、美しい人魚が出迎えてくれるホテルが、リニューアルを遂げたホテル『マーメイドテラス』だ。
刻一刻と表情を変える、荒々しくも美しい津軽海峡を眺めながら過ごせる部屋は、このホテルを語るうえで外せない要素だ。「201」「202」「203」などの7部屋の中でも、人気は露天風呂付きの「205」。開放感にあふれる浴室で湯に浸かれば、目の前に広がるのは雄大な海と遠くに見える街並み――朝は柔らかな陽光に包まれ、夜はぽつりぽつりと水面に浮かぶ漁火を眺めながらゆったりと体を癒すことができるだろう。
全体的に落ち着いたデザインの客室が並ぶが、特に「211」は畳でごろりと寝転べる、和の一室だ。足を伸ばせるほど広いお風呂に2人で入り、体を温めるのも良いだろう。高級旅館で寛ぐような心地よさを、存分に味わいたい。
また落ち着いた雰囲気とは打って変わって、一味違う趣向を凝らしている「202」も見逃せない。テーマは「花魁」。華やかさだけでなく妖艶な一面もある色使いと装飾は、まるで江戸時代の遊郭に迷い込んだかのような気分を満喫できるだろう。いつもとは違う妖しげなムードで、熱い夜を過ごしたい2人にぴったりだ。
加えて『マーメイドテラス』には、ワンランク上のバスタイムを堪能できるReFaのシャワーやドライヤーが備え付けられた部屋も。お風呂に入る楽しみがいくつもあるのが嬉しい。慌ただしい日常から離れ、海と空が奏でる優美な景色に包まれながら、静かに過ごしたい人にふさわしいホテルである。
GALLERY
- DATA
マーメイドテラス
GRAND OPEN日:2025年2月
アクセス:競馬場前駅から徒歩17分
住所:北海道函館市広野町1-3
TEL:0138-54-3900
掲載日:2025年3月19日
詳しい情報はこちら