蟹江町蟹江新田は、水辺に佇むスロータウンだ。名古屋の中心地からもほど近い距離にありながら、時間の流れがどこかゆったりと感じる街でもある。地名に「新田」とあるのは、ここがかつて人の手で海から田畑へと開拓されたフロンティアだから。その歴史と挑戦の記憶を受け継ぐように、新たなレジャーホテルの皇帝が誕生した――その名も『HOTEL THE KAISER』だ。

遠くからでもその堂々たる出で立ちがわかるのは、外観が宝石さながらに美しく輝くから。見上げる程にそびえ立つホテルには、「Luxury＆Gorgeous」をテーマにした全51部屋がある。異なる世界観を創り出す2人のデザイナーによって、部屋の雰囲気が大きく2つのスタイルに分かれている点は特筆すべきだろう。

例えばプレデンシャルスイートの「604」は、和の趣が感じられる落ち着いたデザイン。開放感にあふれる露天風呂が、まるで高級旅館で過ごしているかのような贅沢さを演出してくれる。一方で「605」はワイルドなデザインが特徴のツインルーム。ベッド脇の壁にずらりと並ぶのは、マフィアを思わせるかのような男性や、妖艶な雰囲気の女性のポートレート。危険な香りも漂う魅惑的な空間で、ゾクゾクとした刺激的な夜を過ごしたい。和と洋、静けさと刺激――。その日の気分に合わせた一室を選ぶ楽しみも、このホテルならではの醍醐味だ。

また全部屋に人工温泉が設置されている点も魅力。「507」「407」「207」にはサウナも完備され、心身ともに整う満足感を味わえる。

「207」ではロウリュウも楽しめる仕様になっており、自分好みの熱気に包まれる、至福のひとときを堪能できる。「604」「508」「408」などのカラオケで、思う存分歌声を響かせて過ごすのも一興。寛ぎとレジャーの楽しみが満載の『HOTEL THE KAISER（旧ビーナス蟹江）』で、記憶に残る贅沢な時間を過ごしてみてはいかがだろう。