“月と太陽”をテーマにした、ふたりのための隠れ家『ホテルBUNOIR』。静けさと温もりが同居するこの場所は、日常の喧騒からほんの少し離れたいときに、やさしく迎え入れてくれる。設計の中心にあるのは、心地よさという価値。従来のレジャーホテルの枠を越えた、新しい滞在体験がここにある。

なかでも太陽をイメージした「206」は、広さも開放感も目をみはるものがある。キングサイズのベッドがゆったりと2台並び、窓の外には露天風呂。そして、檜の香りに包まれるロウリュウサウナが、心と身体をやわらかくほどいてゆく。製氷機を使えば、本格的な水風呂も楽しめるというから驚きだ。カラオケも備えているから、気の置けない友人同士での利用にも向いている。

一方、月の美しさを映す「212」は幻想的な空間。壁に描かれた雲は、ただ眺めるだけでは終わらない。スマートフォンのカメラを向けると、ふわりと浮かび上がる仕掛けが施されており、サプライズ的なときめきを添えてくれる。静かに、そしてさりげなく、非日常を演出する部屋だ。

絨毯敷きの部屋が多いのも、このホテルの魅力のひとつ。素足で歩くたび、足元から伝わる柔らかさに思わずほっとする。また、給水型のウォーターサーバーをはじめ、バリスタ、スマートテレビ、Bluetoothスピーカーを全室に完備。ドライヤーやヘアアイロンには「ヴィナシス」シリーズを採用し、アメニティには香水ブランドとして知られる『ショートレイヤード』社の製品を揃えるなど、使い心地の良さにこだわった設備が整っている。

全18室。今日は昼の光に包まれるのか、それとも夜の静けさに身を委ねたいか――選ぶことそのものが、ここで過ごす時間の一部、そしてはじまりになるだろう。レジャーホテルという言葉に、やわらかな印象を添えてくれる。『ホテルBUNOIR』で、そんな余白時間を楽しんでみては。