東京や横浜のベッドタウンである、京急電鉄本線・鶴見市場駅。その駅から東に進むこと5分。閑静な住宅街を抜けて、国道15号線と交わる「市場駅前交差点」にやってくると、驚きの光景が飛び込んでくる。

　ベージュを基調にした、シックでモダンな建物。その屋上に、なぜか巨大な自由の女神が鎮座しているのである。いったいなぜ住宅街に自由の女神が。そんな疑問は、建物の入り口付近の看板を見ればたちどころに氷解する。「ホテル ニューヨーク」。深く考える必要はない。ニューヨークなのだから、自由の女神があって当然なのだ。

　鶴見市場のランドマーク的な存在である、そんな「ホテル ニューヨーク」が、昨年（2016年）12月に全館リニューアルオープンを遂げた。アメリカンな雰囲気の外観とはうってかわって、内装は落ち着きのある和モダン。コンセプトは「安らぎと漆黒の闇の静けさ」である。部屋はいずれも静かに寛げる雰囲気で、2人の距離をグッと縮めてくれること請け合い。数ある部屋の中でオススメは、「411」「501」「505」の3部屋。いずれも解放感があるスイートルームで、「501」と「505」には露天風呂に、話題の光る浴槽「ＨＯＴＡＲＵ」まで設置されている。利用者がゆっくりと過ごせるよう、月〜金は宿泊が18時からチェックインできる。休憩は土日・祝日を除いて、最低6時間はとれるプランになっているのも嬉しい限り。

　スイートルームは、最大で6名まで利用可能。女性のみでの利用もＯＫなので、女子会もオススメだ。インターネット予約なら、料金も安くなる。また、男性1人での宿泊にも対応した、ビジネスプランも完備。アメニティも充実しており、シャンプーやアイロンなど無料レンタルは豊富なので、手ぶらで気軽に利用することができる。

　女子会に、ビジネスに大活躍の「ホテル ニューヨーク」。自由の女神も思わず泊まりたくなるような、使い勝手のよいホテルである。