長野県中部に位置する、信州一の大きさを誇る諏訪湖。夏は花火、秋から春にかけてはワカサギ釣りと、一年を通して県内外から多くの観光客が訪れる。

2021年12月、そんな諏訪湖の南に、一軒のホテルがリニューアル・オープンを遂げた。長野県、山梨県、秋田県でデザイナーズホテルを運営するＡtoZグループの新ホテル『HOTEL BLACK』である。中央自動車道を諏訪ＩＣで下りてすぐ。国道20号を北に進むと、左手にホテルが見える。夜間であれば、各客室の外に設えられたベランダが美しくライトアップされているので、すぐにわかるはずだ。

ビル型のホテルで、全21室。客室はすべて異なるコンセプトで設計されている。特筆すべきは、そのデザイン性の高さだ。枕元で妖しく光り輝くＭＲＩ風のオブジェ、ベッドをぐるりと取り囲む赤いソファー、モダンな和室に設置された日の丸入りの襖、直線で構成された不思議なカタチの客室など、こだわり抜かれた内装はまるで高級コンセプトホテルのよう。こういうホテルを知っているかどうかで男性の価値は決まる、とは言いすぎか。

オススメは「303」。シックで落ち着いたデザインで、ゆったりと広く、幅広い年齢層に人気の客室だ。ベッド周りをはじめ、照明にはＬＥＤを採用。ムーディーな光の演出も楽しめる。カーテンを開ければ、昼は豊かな諏訪の自然を、夜には諏訪の夜景を独り占めできる。女子会ならば、５人以上のグループ利用が可能な「603」がいいだろう。フードメニューには、信州名物の山賊揚げなど、地のモノも揃えている。カラオケ付きなので、心行くまで飲んで食べて、歌って、盛り上がるのもいいだろう。「501」も女子会人気の高い客室だ。

『HOTEL BLACK』は、諏訪湖や諏訪大社にも近いため、信州観光の拠点にもいい。付近にはカラオケや居酒屋などもあるので、夜遊びの後に……という使い方もイチオシだ。スタイリッシュでありながら、あらゆるニーズに対応するユーザビリティも兼ね備えている。それが『HOTEL BLACK』なのである。