日本を代表する観光地である京都。日本らしい歴史、伝統、そして情緒がたっぷりと残されたこの街は、大昔から多くの人々の心をつかんできた。さて、そんな京都であるが、実は関東で気軽に体験できるスポットがあることを知っているだろうか。それこそが今回ご紹介するニューホテル、埼玉県羽生市にオープンした『HOTEL GRAN RESORT 祇園』である。

国道122号線を館林方面から進み、「小須賀」交差点を右折。するとすぐに目指すホテルが見えてくる。暖簾がかかった門を潜ると、二階建ての日本家屋のような建物が立ち並んでいる。その様子は、まるで京都の町家。突然、目の前に現れた"あまりに京都すぎる光景"に、思わずワープをしてしまったのではないか、と動揺してしまう。戸惑いつつも、歩みを進める。客室は全13室で、全室戸建て型。車に乗ったまま、誰にも会わずに部屋に入れるガレージインなので、プライベート感も満載だ。

日本家屋風の客室に足を踏み入れる、と思わず「ほう……」と感嘆の声が漏れた。内装はあくまでモダン、しかし、その中で鮮やかな龍が描かれた障子があったり、天井に和傘が投影されていたり、赤い橋が設置されていたりと、まるで和山椒のようにピリリとしたセンスが効いている。なるほど、これはたしかに"京都"である。

客室はすべて異なるデザインで、それぞれにニヤリとする趣向が凝らしてある。京都風の坪庭がある客室、プロジェクション・マッピングがある客室、さらにはミラーボール付きのカラオケステージがある客室……。現在、オープン記念のため、それらの客室はすべて均一料金での利用が可能。

フリータイムは6600円、宿泊でも8300円から利用できるというのだから、実にお得だ。もちろん、アメニティや設備も充実。旅気分を盛り上げる浴衣の貸し出しもある。お風呂はTOTO製で、リラックス効果抜群の肩ながせ湯付き。ベッドも寝心地のよい特別なものを選んでいるというこだわりようだ。 今後も日本酒風呂など、様々なイベントやサービスを開催予定という『HOTEL GRAN RESORT 祇園』。 新幹線に乗らずに行ける近くの京都、羽生市に突如生まれた祇園のおもてなしをぜひ体感していただきたい。