デンソーやアイシンなど、トヨタ自動車の関連企業が多数本社を構える、愛知県刈谷市。日本の自動車産業の中心地であるこの街に、ラグジュアリーカーのシートのごとく、疲れた体を癒し、包み込んでくれるホテルが誕生した。『HOTEL COCOON -URBAN LUXURY-』である。名鉄三河線の小垣江駅から徒歩5分、県道50号の「小垣江町古浜田」交差点を目指すとすぐにホテルが見えてくるだろう。シンプルな外観だが、周囲に高い建物がないこともあって、とにかく目立つ。まさに堂々たる威風、その姿に否応なしに期待感が高まる。

このホテルは、かつて「K's POPOLO」という名称で営業していたが、2022年11月にフルリニューアルを行った。部屋の間取りが比較的狭かったというが、使い勝手の良さを追求。「包まれるような優しさ " COCOON（繭）"」をコンセプトに生まれ変わったのだ。こだわったのは淡い色を基調としたデザイン。ホワイトやグレー、ナチュラルウッドなどを多用、コンパクトな家具や豊富な収納など、細部までユーザー目線に立った改修が行われている。

オススメの客室は、「602」「606」。この2部屋は、流行りのロウリュウサウナ付き。誰に気兼ねすることなく、カップルで心ゆくまで整うことができる。

「502」「506」「602」「606」は、アーバンビューの客室。高層階の大きな窓から望む街の景色は見事。「602」「606」は電動カーテンがついており、さらにゴージャスな気分に浸ることができるだろう。

『HOTEL COCOON』はサービス面も見逃せない。ロビーには生ビール・チューハイを含む、ドリンクやスイーツを用意。映画、お笑いや音楽ライブ等、タイトル豊富なVODも完備している。また、館内Wi-Fiに接続すれば電子コミックや電子雑誌が無料で読み放題というのも嬉しい限り。これだけ充実した内容だというのに、価格設定はリーズナブルというのが嬉しい。世界の自動車産業の最先端を走る街の、最先端のレジャーホテル。その新時代の設備とサービスを、ぜひとも体感していただきたい。