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ラブホテル評論家 日向琴子のハッピーステイ
プロフィール
日向琴子(ひゅうがことこ)
日向琴子(ひゅうがことこ)
19歳で上京し22歳で漫画家デビュー。 以後、漫画家として多くの連載やレギュラーを抱えるだけではなく、エッセイやグラビア、ラブホテル評論家等、多ジャンル各メディアにて幅広く活躍中。ライフワークとして、性感染症やエイズに関する予防啓蒙活動を続けている。
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ハイビスカス湘南(2011.08)

今回は、平塚にある『ハイビスカス』に行って来ました♪

行ってみて驚いたのが、まず、ホテルの目の前!なんと、バス停になっています!

確かに、あまりホテルっぽくない外観なので、違和感は無いけど……けど……。ご近所の皆さん自転車でむっちゃホテルの前駆け抜けてますけど……けど……!!

こんなに地域に溶け込んでいるホテルは、初めてかもしれないです!

―――という訳で、駐車場に車を入れて、いざホテルへ。

白を基調にした明るいエントランスは入りやすく、まるで美容室とかネイルサロンみたいな印象です。どこからともなく甘い香りがしてきます。

フロントは開放的で、コンクリート打ちっぱなしの壁は白く塗られています。随所に大きなグリーンが置かれ、リゾート感が満載です。

今回お邪魔したのは、406号室。一番広いお部屋とのことでしたが、基本的に特別室やランクがある訳では無く、全てがほとんど同じつくりの、スタンダードルームになっています。

スタンダードとはいえ、他のお部屋も広く、とてもオシャレでした。

406号室の扉を開けると、まず、いきなりむき出しのドレッシングルームとバスルームがお出迎え。

こちらのお部屋も全体的にコンクリート打ちっぱなしで、白く塗られています。

バスルームの廊下側にはスリガラスがはめ込まれており、モンステラやお花のイラストが白でペイントされています。

洗面台の床は赤く塗られ、壁1面に貼られた鏡のおかげで、もの凄く広く見える上に、キラキラと輝いて不思議な印象です。

まるで、現代アートの立体オブジェの中に迷い込んだよう。

仕切りなく、地続きに続くバスルームには、マット&ローションもあり、バスタブが長く、身長167センチの日向がゆったり寝そべっても楽々♪

湯船の中でリラックスするのに丁度良い傾斜で、バスタブのフチに首を乗せて結構な時間本を読んでいましたが、全く疲れなかったです。

基本的に、このホテルのお部屋は、長方形でシンプルな造りなのですが、いわゆるスタジオタイプのお部屋というと伝わりやすいかな?

ホテルのコンセプトは「タイムレスリゾート」ということで、バリをイメージしていらっしゃるとのことでしたが、個人的にはバリに行ったことが無いので(苦笑)モンステラ=ハワイ、スタジオタイプの部屋や壁や床のペンキっぽい塗装=アメリカ、という印象を受けました。エアコンや、電話などもちょっとレトロな感じで、可愛いです。

ハワイやグアムなど、海外の海の近くのリゾートホテルっぽい感じです。バリにもこういうホテルはあるのかな?

天井が高く、家具もシンプルなデザインなので、お部屋は写真で見るよりスッキリ&広々した印象です。

動きのあるデザイン性の高いスタンドや、バリっぽいアート、ビビッドな間接照明など、まるでハイセンスなギャラリーの様で、居心地はとても良いです。

アメニティは一通り揃っている&無料貸し出し品も豊富なので、手ぶらで行っても大丈夫☆

クイーンサイズのベッドはちょっと固めで寝心地&シーツの肌触りも非常に良く、爆睡出来ました♪何よりも、低めの枕がむっちゃ気持ち良くて、その枕が欲しくなった程です。

406号室のカーテンや、ベッドスプレット、ソファ、ヘッドボードなどは、紫色系でまとめられているのですが、特筆すべきは、天井まで続く、布製のヘッドボードです!

ベッドのヘッドボードが重厚なイメージのファブリック製で、平たいクッションの様に壁から天井まで一続きになっていて、コンクリート打ちっ放しのお部屋を柔らかい印象にしています。

ベッドに寝転がると、天井の一部に丸い鏡があり、その横にはなんとプロジェクターが!

確かに、この白い壁なら、スクリーンが無くても映像が見やすいです♪

VODもあるし、持ち込み用DVDプレイヤーもあるので、映画好きな方や、音楽好きのカップルにはモッテコイ!

ベッドの横にはアニマル柄の傾斜がついたゴロ寝用簡易ソファ?もあり、寝転がってテレビを見るのに丁度良いです。なんて細かい配慮!

ルームサービスも無茶苦茶豊富で、期間限定メニューや200円メニュー、宿泊者には無料で朝食サービス等盛り沢山です。

特に、定期的に変わるという200円メニューは、麺類、おつまみ類、デザートと幅広く、驚きの安さです。普段の料金から半値近くになるので、小腹がすいた時は気軽に頼めて良い感じです♪

お好み焼きで有名な千房監修のいか焼きがあったり、鹿児島県産黒豚使用の黒豚餃子、グランドメニューにも、ペッパーランチのメニューがあったりと、フードメニューの充実ぶりには目を見張るモノがあります。

もちろん、ビール、ワイン、カクテル、焼酎、ソフトドリンクと、ドリンクメニューも豊富です。

この日は、サービスドリンクのミネラルウォーターと、アイスティー(ビジター\190、メンバー\150)、ハンバーグセット(ビジター\750メンバー\600)、ナシゴレン(ビジター\600メンバー\480)、特製おつまみセット(ビジター\600メンバー\480)、ハニ―トースト(ビジター\450メンバー\360)をいただきました。

どれも全てとても美味しかったのですが、特にナシゴレンはかなり本格的な味でオススメです!ナンプラーの味がしっかりするのに、油っぽくなくて、今まで食べたナシゴレンの中で一番美味しかったです。ハニ―トーストもキャラメルは意外と珍しいので、是非?

ちなみに、ホテルハイビスカスは、ワインバーやホルモン焼き、焼肉屋、ネイルサロンなども経営していて、それらの店舗のレシートを持参すると、基本室料が50%オフになったり、ハイビスカスグループのHPのトップ画面をそれらのお店で提示すると、会計時に20%オフになったりするので、ものすごーくお得です!

コスプレレンタルやベビードールレンタルもあり、記念日にはネイルケアセットやアクセサリーのプレゼントもある等、女性に嬉しいサービスも盛り沢山♪

宿泊者に無料で提供される朝食もむっちゃ美味しかったです!和食と焼そばパンの2種類がありますが、何となく、焼そばパンセットの方がボリュームあるかな?

厚木インターから約15分、車で30分位のところには、『ドンドンダウン オンウェンズディ』という、毎週水曜日にドンドン安くなっていくという、ユニークな古着屋さんもあるので、一泊のドライブデートにもオススメ!(ホテルにはノンアルコールビールもあります)

チェックアウトは平日12時なので、古着屋さんに行くなら、火曜日に宿泊すると良いかも?

ラブホテルのリゾートホテルというよりは、アメリカ人オーナーが所有するリゾート地のホテル、みたいなイメージなので、いつものホテルにちょっと飽きちゃった人達は特に、新鮮な感じで楽しめると思います。

ラブラブなカップルの利用率が高い、というのも納得の、ハイセンスなオシャレホテルでした♪


ハイビスカス湘南
神奈川県平塚市四之宮2-17-17
0463-24-1900



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