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ゆななの昭和ラブホ旅行記
ゆななの昭和ラブホ旅行記〜ホテル サンパール〜

私は単身で日本全国、北海道から沖縄までの昭和ラブホを170軒以上巡り、SNSや週刊誌などを通し魅力を発信しています。
1985年に新風営法が施行され、それ以降はラブホテルに回転ベッドや一定以上の大きさの鏡などを設置することが難しくなってしまいました。
昭和ラブホとは、新風営法の施行前に建てられて大きな改装をせずに当時の趣が残っているラブホテルのことを指します。
昭和ラブホの王道である回転ベッドや鏡張りの部屋、エアシューターなど……。当時を知る人にとっては懐かしく、平成生まれの人にとっては新鮮に感じられるのではないでしょうか。



今回ご紹介する昭和ラブホは埼玉県川越市にある「ホテル サンパール」です。
川越駅・川越ICより車で5分。川越駅からはバスで行くこともできます。川越グリーンパーク行きの西武バスに乗り、バス停「川越警察署入口」で下車をして徒歩5分で到着です。今回、私もバスで向かいました。
全30室あるレトロな部屋が魅力で各部屋によってデザインが違うので、どの部屋に入室しようか迷ってしまう人も多いはず。早速ですが、私オススメの部屋をご紹介していきます。



まず、一番おすすめしたいのがこちらの409号室。



あの高級車「ロールスロイス」のベッドがお出迎え!しかもタイヤはプラスチックなどではなくゴム製で本格的。正面にはナンバープレートまであり、昭和の本気がバシバシと伝わってきます。




ベッドはベロア生地のような優しい肌触りになっていて、ついつい撫でたくなってしまいます(笑)部屋の壁紙は、子ども部屋要素を感じられるようなデザインになっていて可愛くてお気に入りです。!
ここで一つ残念な事も……。以前はベッド正面のライトが点灯したのですが、現在は壊れており点灯しなくなっていました。仕方がない事とはいえ、大切なものが失われてしまったようで寂しい気持ちになります。また復活することを願っています。



ちなみにこのベッドは、当時数々のベッドを製造していた「ビケンズベッド」というベッドメーカーが製作したベッドです。その証拠として枕元には「ビケン」のプレートが。昭和ラブホでこのプレートと出会えると、いつもテンションが上がります。



まさか、江戸時代の情緒溢れる人気観光地の川越で、ロールスロイスベッドとご対面できるとは!!都内からも近い立地に、このようなベッドがあること自体がとても珍しいです。。




ベッド上の天井には無数の豆電球があり素敵なムードを演出してくれています。実はこの天井には、とある仕掛けがあるのですが……。



詳細は私のYouTubeチャンネルで詳しくご紹介しているのでぜひご覧ください。



浴室は改装されているのか、今どき風です。女性であれば脚を伸ばして入浴できるサイズ感になっていて、一気に疲れがほぐれそうです。



また、フードメニューも充実していて、モーニングを頼むことができたり韓国グルメも充実していました。中でも私イチオシのメニューは「たこ焼きセット」です。たこ焼きのプレートや具材・生地などを一緒に届けてくれるので、部屋でお手軽にたこ焼き作りを楽しめます。
せっかくなので、注文して作ってみました。



味も美味しくて大満足。しかもロールスロイスベッドを見ながら食べることができるなんて夢のようです。ちなみに「明石焼きセット」もありました。お値段はどちらのセットも800円です。



続いては308号室。
こちらもロールスロイス部屋に続き、大人気の部屋なんだとか。




赤い円形ベッド、枕元には円形の鏡。たまらない組み合わせです。
昭和ラブホといえばベッド枕元に鏡がある傾向があります。カップルが互いの姿を見て興奮度を高めたり……!?と使い方は多種多様です。



天井にはガラスがあり絵が描かれていて、こういうのを見るたびに「やっぱり昭和ラブホはあらゆる所までこだわり抜かれているなぁ」としみじみ感じています。



枕元にあるティッシュボックスはホテル名入り。ホテル名入りの備品が好きな私は、これらを見るだけでも気分が高まります。



天井の照明は中華風で、素敵なデザインに目を奪われます。



水回りの使い勝手の良さもホテルを選ぶ上で重要な要素ですが、清潔感ある洗面所や浴室なので安心して使用することができます。水回りのデザインはどの部屋も似ていて大きな違いはありませんでした。




続いては201号室。
海を連想させられる部屋になっていて、ベッド枕元の貝殻のようなデザインが特徴。そしてやはり一部分が鏡になっています。




こういう可愛らしい部屋があるのも女性目線では嬉しいポイントです。ド派手な装飾があるわけではないので、落ち着いた雰囲気が好きな人にも刺さる部屋ではないでしょうか。



枕元のパネルもホテル名入りで、フォントも現在はあまり見かけないようなレトロなデザインです。



壁紙も海の中をモチーフとしたデザインになっていて部屋の雰囲気にぴったり。幼い頃はこういう壁紙に憧れていたなぁと、ふと思い出しました(笑)



こちらが浴室です。部屋の内装を意識しているのか、タイルが淡いブルーになっています。



続いて407号室。
枕元に3つの鏡が並んでいるデザインに惹かれました。壁紙の色とベッドの色が絶妙にマッチしていて、どこか温かみを感じられる部屋です。




照明は円形のガラスがたくさん付いています。当時はこういうデザインが流行っていたのかなぁなどと思考を巡らせるのも楽しいです。



昭和ラブホ巡りを始めるまでは、照明デザインに着目する機会が少なかったのですが、この活動を始めてからはラブホだけでなく喫茶店などに行った際も「どんな照明なのかな」と目を向ける機会が多くなりました。



浴室にもシャンプーや入浴剤がありますが、1階のロビーにも置いてあるので好きなブランドのシャンプーなどを選ぶことができます。



続いて408号室、和室です。
床がちゃんと畳になっているのも推しポイントで、入室した瞬間に畳の匂いを感じられるのが好きです。



ベッドは木製でツヤツヤとした感触が高級感を際立たせています。
枕元の簾を上げると鏡がある仕様になっていて、お客さんを飽きさせない工夫が感じられました。
ベッドとの居間の間に、暖簾が掛かっているのも粋ですね!ソファではなく座椅子が設置されているので、まったりと落ち着くことができます。



壁一面に描かれた絵もインパクト大です。こういう絵は誰が描いているんだろう……と気になってしまいます。



浴室はこちらです。



最後にご紹介する部屋は305号室。
枕元の楕円形のような鏡が素敵です。ベッドが青系の色だからか、クールな印象も感じられます。



昔は「エアシューター」でのお会計だったようで、その設備が客室に残っています。現在はフロントでの清算になっていますが、当時の様子も感じられるのが嬉しいです。エアシューターの上にある機械に利用時間と料金が表示される仕組みでした。またエアシューターが復活すればいいのにな?と心の中で思っています。



こちらが浴室。どの部屋の浴室もシンプルで使い勝手抜群です。



そして、サンパールに行った時にぜひ見てほしいのが各階の廊下です。実は各階によってデザインが異なります。私のお気に入りは5階の廊下。赤・緑・白の豆電球が鏡に反射して夢の中にいるかのような空間を味わうことができるのでお見逃しなく!




埼玉県川越市にあるホテルサンパール、いかがでしたでしょうか。自分好みの部屋はありましたか?どの部屋に入ろうか迷ったら、まずは409号室のロールスロイス部屋に入室してみるのがおすすめです。その後、他の部屋もどんどん開拓して自分好みの部屋を見つけてみてください。バリエーション豊かなフードメニューも注文してみてくださいね。川越観光の帰りにも是非、足を運んでみてください!


プロフィール
昭和ラブホの魅力に取りつかれた、平成生まれの”昭和ラブホテル"愛好家。
単身で北海道から沖縄まで日本全国の昭和ラブホを170軒巡り、SNS、メディアでの記事執筆、ラジオ出演などを通じて魅力を発信中。


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全国の昭和ラブホを渡り歩いて収めてきた500点以上の写真が、160ページ全編カラーで楽しめる。地域別のオススメ昭和ラブホや、初めて昭和ラブホを訪れるときの心得、さらには回転ベッドの生みの親で伝説のラブホテルデザイナー・亜美伊新(あみい・しん)氏へのインタビューも。
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