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ゆななの昭和ラブホ旅行記
ゆななの昭和ラブホ旅行記〜ホテル 五條アイネ〜

私は単身で日本全国、北海道から沖縄までの昭和ラブホを170軒以上巡り、SNSや週刊誌などを通し魅力を発信しています。
1985年に新風営法が施行され、それ以降はラブホテルに回転ベッドや一定以上の大きさの鏡などを設置することが難しくなってしまいました。
昭和ラブホとは、新風営法の施行前に建てられて大きな改装をせずに当時の趣が残っているラブホテルのことを指します。
昭和ラブホの王道である回転ベッドや鏡張りの部屋、エアシューターなど……。当時を知る人にとっては懐かしく、平成生まれの人にとっては新鮮に感じられるのではないでしょうか。



今回ご紹介する昭和ラブホは奈良県五條市にある「ホテル 五條アイネ」
山奥にある昭和ラブホで、シンプルな外観からは想像がつかないような、ド派手ギラギラ空間が広がっていています。人生で一度は行ってほしい昭和ラブホです。
隅田駅から徒歩約25分、五條インターチェンジから車で約5分の場所にあります。


私イチオシの部屋をご紹介していきましょう!
まずは310号室です。



この光景を見た瞬間、「まだこんな場所が残っていたなんて……」と体に電流が走ったかのような衝撃を受けました。これほどまでのギラギラ空間、他にあるでしょうか。入室したら、はやく部屋を利用したいという方もいるかもしれませんが、しばらく眺めていたくなるほどです。
室内は奥行きがあり、天井も床も鏡張り。まるで夢を見ているかのようです。




五條アイネは、1600棟ものラブホをデザインした「ラブホ界のウォルト・ディズニー」と呼ばれている、亜美伊 新さんがデザインしています。亜美伊さんならではの遊び心溢れる、いい意味で、はちゃめちゃなデザインが際立っています。


どうやら昔は、床にレールが敷いてありその上をベッドが前後に動いたそう。今もレールの跡のようなものが見られますが、埋められていました。当時の姿を想像するだけでワクワクしてきます。


こちらの310号室。見所はこれだけではありません。
なんと別室があるんです!



ラブホテルに別室があるってどういうこと!?と思ってしまいますよね。
ギラギラ空間とは打って変わり、シンプルめな内装になっています。きっとギラギラ空間が落ち着かない人向けの部屋なのでしょうか(笑)個人的には、せっかく来たからにはどちらの空間でも楽しみたいです。


洗面所も鏡張りになっていて、身支度が整えやすいです。



浴室は大きな赤いバスタブが印象的。ガラス張りになっているので部屋が丸見えです。



動画で310号室を紹介しているので、こちらもご視聴ください!



※2025年3月の取材時点では、スタッフの人手不足&値上げ前ということで3階の部屋は売り止め中でした。3階の部屋については事前に電話で問い合わせてください。


続いて208号室。
まるで宇宙にいるかのような感覚を味わえる部屋です。限られた室内のスペースで、ここまで宇宙空間を表現できることに驚きを隠せません。



なんて素敵な空間なんだろう……と、うっとりしてしまいました。310号室と比べると部屋は小さめですが、それでも窮屈さはなくリラックスできます。この部屋は照明が若干暗めなので、より落ち着くことができるかもしれません。


所々で鏡が使われているのもセンスが良いです。



照明もこの部屋に合わせているのか、丸い形をしていて月を連想しました。丸い窓の向こう側は浴室になっています。





お湯はラジウム温泉とのことで神経痛や冷え性、湿疹などにも効果があるとのことです。ラブホで健康的になれるなんて最高!




続いて227号室。
事前にハピホテで客室写真を見ていたのですが、見た瞬間にビビッと来た部屋です。
竹?籐?のベッドになっていて、実際に見ると迫力があって見応えがあります。五條アイネ、部屋のバリエーション豊かで恐るべし……!



ベッド全体が囲まれているので、寝るときに安心感がありそうです。そしてなぜか枕元のデザインが、ひまわりでした。亜美伊さんの自由奔放だけどユーモアのあるデザイン力に、ただただ驚くばかりです。




部屋が茶色系だからか、浴室も茶色でした。タイルの柄が好みです。



浴室のガラスには特徴的なデザインが。エッフェル塔でしょうか。



最後に217号室。
これまでにご紹介した部屋と異なり、和の空間になっています。
室内の装飾、畳を見ると、なんだか心が和みます。ド派手なギラギラも大好きですが、和風の空間もたまりません。




ただの円形ベッドかと思いきや、昭和ラブホを代表する回転ベッドです。ベッドや床のライトがチカチカしながら回転する姿、愛おしいです。



枕元には回転ベッドの操作盤があります。「ビケン」の文字がありますが、当時数々のベッドを生み出していた「ビケンズベッド」製です。令和になっても、きちんと稼働する回転ベッドは大変貴重です。



この浴室には窓があり、昼間だと自然光が入ってきて清々しい気持ちになれます。



五條アイネいかがでしたでしょうか。様々な部屋のバリエーションがあるので、あまり昭和ラブホに興味がない方でも楽しめると思います。もちろん昭和ラブホ好きの方はぜひ一度、訪ねてほしいです。何度も足を運びたくなるような、夢のような空間が広がっていて虜になってしまいます。各部屋には落書き帳が置いてあるので、行かれた際は注目してみてくださいね!




ちなみにフードメニューの提供は行っていないとのことなので、事前に食料を調達してからチェックインすることをオススメします。
部屋の維持など大変な面もあるかと思いますが、現在も営業してくださっていることに感謝しかありません。また奈良に行ったら必ず再訪します!
YouTubeでも詳しくご紹介しているので、ぜひご視聴いただけると嬉しいです。


プロフィール
昭和ラブホの魅力に取りつかれた、平成生まれの”昭和ラブホテル"愛好家。
単身で北海道から沖縄まで日本全国の昭和ラブホを170軒巡り、SNS、メディアでの記事執筆、ラジオ出演などを通じて魅力を発信中。


『回転ベッドを追いかけて』
ゆなな hayaoki books 2530円(税込)
全国の昭和ラブホを渡り歩いて収めてきた500点以上の写真が、160ページ全編カラーで楽しめる。地域別のオススメ昭和ラブホや、初めて昭和ラブホを訪れるときの心得、さらには回転ベッドの生みの親で伝説のラブホテルデザイナー・亜美伊新(あみい・しん)氏へのインタビューも。
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