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ゆななの昭和ラブホ旅行記
ゆななの昭和ラブホ旅行記〜ホテル源氏〜

私は単身で日本全国、北海道から沖縄までの昭和ラブホを160軒以上巡り、SNSや週刊誌・TV出演を通し魅力を発信しています。
1985年に新風営法が施行され、それ以降はラブホテルに回転ベッドや一定以上の大きさの鏡などを設置することが難しくなってしまいました。
昭和ラブホとは新風営法の施行前、主に1960〜80年代前半に建てられて大きな改装をせずに当時の趣が残っているラブホテルのことを指します。
昭和ラブホの王道である回転ベッドや鏡張りの部屋、エアシューターなど……。当時を知る人にとっては懐かしく、平成生まれの人にとっては新鮮に感じられるのではないでしょうか。


今回ご紹介する昭和ラブホは、岐阜県美濃加茂市にあるホテル源氏。
富加駅から徒歩13分、富加関インターチェンジから車で7分の場所にあります。


私は富加駅から歩いて向かったのですが、ホテルに近づくにつれて高揚感が高まるばかりでした。外観や、看板を見た瞬間「一生のうちに来れてよかった」という気持ちが込み上げました。昭和ラブホらしい「源氏」という漢字2文字の渋いホテル名もたまりません。
スタッフ様にお話を伺ったところ、創業は定かではないとのことでしたが「50年以上は経っているのではないかしら」とのことでした。


早速、部屋を見ていきましょう。まずは110号室。


入室した瞬間、レトロがギュッと詰まっていて「これは凄いぞ!」と感嘆しました。「過去にタイムスリップしたかのよう」という言葉がすごく似合う部屋です。ベッドのデザインはもちろん、ベッド横の鏡、美しい照明、天井のデザインなど……。「これぞ私の見たかった昭和ラブホ」です。


どの角度から見ても素晴らしいです。男女が海辺で向かい合っている壁紙もロマンティックですね。


浴室は黄色いタイルが印象的。
そして、昭和ラブホの名脇役である「スケベ椅子」も設置されています。ラメの入った金色が、存在感を解き放っています。バスタブの横にはトイレがあるのですが、きちんとカーテンで仕切られていました。
こちらの110号室、私のYouTubeチャンネルで詳しく紹介しているのでそちらを是非見てください!


続いては108号室。和風の雰囲気です。


紫色のベッドがいいアクセントになっています。ラブホでこの空間が味わえるなんて贅沢!
こちらの部屋もベッド横には鏡。襖を開けると鏡が見える仕様になっています。
そして、この部屋の一押しポイントは浴室。


まさかの岩風呂でした!
岩風呂があるなんて思ってもいなかったので、一気にテンションMAXに。お風呂重視で選ぶならこのお部屋がおすすめです。昔は岩風呂の部屋が他にもあったのだとか……!


ベッドルーム側にある襖を開けると窓ガラスが出てきます。浴室の様子が見れるようになっていて、浴室からはベッドルームが見れるようになっています。カップルで行った場合は、ちょっと恥ずかしいですが、いつもとは気分を変えてガラス越しに互いの姿を鑑賞するのも楽しいかもしれませんね。



続いて、106号室。

先ほどの部屋もラブホテルとは思えないくらいなかなかの渋さでしたが、こちらの部屋も渋くてとても落ち着きます。写真だけ見たら、どこかの旅館だと思うのではないでしょうか。



布団の柄までこの空間に似合っていて、襖には御所車らしき日本画が。細かいところも部屋の雰囲気にぴったりです。壁も砂壁のような質感になっていて、急に祖父母の家を思い出しました(笑)


浴室は情熱的な深い赤色タイルが印象的。シャンプー類が洗面器の中に入っているのも、なんだか和む光景です。


最後に103号室。洋室の部屋です。
こちらの部屋もとてもお気に入りで、ベッドのデザインといい壁紙といい、とにかく最高です。



とくに、天井の照明デザインに惹かれました。カラフルな丸い照明が可愛らしく、いつまでも見ていられそうです。本当は青色の照明がつくはずなのですが、切れていました。天井の壁紙はツヤツヤとした質感で、模様もすごく好みです。自宅の天井もこの壁紙にしたいくらいです。



浴室はピンク系のタイルで統一されていて、バスタブは半身浴をするにも良さそうな構造です。
スケベ椅子が隙間にいい感じにハマっているのにも目がいってしまいました(笑)。


ラブホに行くとサービスでお菓子が置いてあることがありますが、お茶請けに「寒天ゼリー」がありました。スナック系やチョコ系でもなく、昔懐かしいチョイスが素敵!


ホテルによってサービスのお菓子にも特徴があるのが興味深いです。



そして内装以外にも驚いた光景が!
ラブホテルに来たら、お会計が切っても切り離せない関係ですよね。ホテル源氏のお会計がこちらです。


写真だと少しわかりにくいかもしれませんが、お会計がドライブスルー形式になっているんです!ご年配のスタッフ様だったのですが、手の皺がとてもいい味を出しています。


敷地内入ってすぐにこのフロントがあり、ここでお金を払います。車で来た場合は乗ったままお会計ができます。
昭和ラブホでは玄関横に小さな小窓があって、そこでスタッフ様とお金のやり取りをすることがあるのですが、このタイプは初めて経験しました。X(旧:Twitter)でこれらの写真を投稿したら「パチンコの換金所みたい」というコメントもいただきました。
このような独特な光景を目にすることができるのも昭和ラブホならでは。勉強になりました。


ホテル源氏は、1つの部屋につき1つガレージが付いているワンルームワンガレージ式です。入室・退室もほかの利用者と顔をあわせることがほとんどないため、安心してご利用いただけます。
車を止めて駐車場のドアを開けると、この廊下につながっていて、客室に入れるドアがあります。


廊下では今どきのヒット曲が流れていて、昭和ラブホとのミスマッチ感が面白かったです。
ホテル源氏というホテル名にちなんで、昔は各客室に「あおい」「きりつぼ」「かしわぎ」など、源氏物語に登場する人物の名前が付けられていたんだとか……。昭和ラブホに来るたびに「当時の様子が見てみたかった!」と強く思います。


ホテル源氏いかがでしたでしょうか。記事内でも触れていた、壁紙や照明、浴室のデザインにも注目して見てみると新たに発見があって楽しいです。
また、食べ物の持ち込みをする人も多いみたいです。この世界観に触れながら食事をするのも良いかもしれませんね。
料金は休憩、宿泊ともに土、日、祝日、盆正月、GWなど全日、全室オールタイム、同一料金となっていて、いつでも気兼ねなく行くことができるのが嬉しいです(※料金システムなど変更される場合があるので行かれる際は、事前に電話で確認するのが確実です)

昭和にタイムスリップした気分に浸れるので、気になった方はぜひ行ってみてください!


プロフィール
昭和ラブホの魅力に取りつかれた、平成生まれの”昭和ラブホテル"愛好家。
単身で北海道から沖縄まで日本全国の昭和ラブホを130軒巡り、SNS、メディアでの記事執筆、ラジオ出演などを通じて魅力を発信中。


『回転ベッドを追いかけて』
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全国の昭和ラブホを渡り歩いて収めてきた500点以上の写真が、160ページ全編カラーで楽しめる。地域別のオススメ昭和ラブホや、初めて昭和ラブホを訪れるときの心得、さらには回転ベッドの生みの親で伝説のラブホテルデザイナー・亜美伊新(あみい・しん)氏へのインタビューも。
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