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ゆななの昭和ラブホ旅行記
ゆななの昭和ラブホ旅行記〜ホテル ミルキーウェイ〜

私は単身で日本全国、北海道から沖縄までの昭和ラブホを170軒以上巡り、SNSや週刊誌などを通し魅力を発信しています。
1985年に新風営法が施行され、それ以降はラブホテルに回転ベッドや一定以上の大きさの鏡などを設置することが難しくなってしまいました。
昭和ラブホとは、新風営法の施行前に建てられて大きな改装をせずに当時の趣が残っているラブホテルのことを指します。
昭和ラブホの王道である回転ベッドや鏡張りの部屋、エアシューターなど……。当時を知る人にとっては懐かしく、平成生まれの人にとっては新鮮に感じられるのではないでしょうか。


今回ご紹介する昭和ラブホは島根県松江市にある「ホテル ミルキーウェイ」です。全部で12部屋あり、JR境港駅から車で15分ほどの場所にあります。


事前にホームページで写真を見て、入りたい部屋の目星を付けてから向かいました。まずは私が一番気になっていた206号室をご覧ください。
大きなボールのような形をしたベッドがお出迎え! 「マリンボール」とも呼ばれていて、オーナー様から聞いた話によると昔は回転ベッドだったとか……! 



存在感があってかなり目立っていて、大きな劣化もなく状態が良くて感激。ベッドの内側に白い丸が数個ありますが、これは昔、鏡だったそうです。
部屋全体は白を貴重としたすっきりした内装。ベッドには、ベロア生地のような起毛のフサフサした触り心地のものが張られていて、上の丸い部分には、電球が数個並んで取り付けられています。全体をさまざまな角度から鑑賞したくなりますね。




洗面所はシンプルで、広さも十分。アメニティや入浴剤がひととおり揃っているので、家から持参しなくても困ることはなく、ごちゃごちゃしていないので使いやすいです。



浴室は昔ながらのタイル張りで、バスタブはよく見ると細かいラメが入っていてギリギリ2人入れるくらいのサイズ感。これからの寒い季節、タイルの床がキンキンに冷たくなりますが、それも味があって好きだったりします。



続いて、205号室。
和風な部屋で、映画のセットかと思うほどゴージャスです。畳の居間とベッドルームのあいだは段差があり、立派な欄干もあって魅力的。畳の上の、旅館にあるような低めの木製のテーブル&座布団という組み合わせが渋くてたまりません! マッサージチェアもあるので疲れた体を癒すことができますね。




肝心のベッドは、黄や緑といった花の模様が全体にデザインされていてオシャレで、天井の照明も煌びやかです。ベッドの枕元の壁には、ハナショウブらしき植物がデザインされていて、右側の壁には蓮の花が描かれていて上品。すだれもぶら下がっていて、和の奥ゆかしさが漂っています。



各部屋には、昭和ラブホ名物の「落書き帳」が置いてあり、この部屋のノートにメッセージを書いてきました。もし行かれた人は興味があれば探してみてください(笑)。


浴室は洗い場がかなり大きくて、薄紫のバスタブには腰掛けて半身浴ができるような段差が付いています。空気がパンパンに入ったローションマットも置いてあったので、楽しみ方が広がりますね。




続いては105号室をご紹介します。
赤のベッドがいいアクセントで、枕元には「日産ベッド工芸KK」のプレートが貼られていて、別のホテルでもこのベッドメーカーの回転ベッドを見たことがあります。大阪、東京に会社があったのでしょうか……。左側の壁には、オレンジ・緑・黄などを使って花や植物モチーフの繊細な模様が描かれています。




部屋全体はまとまりがよく、シックな雰囲気なので落ち着いて過ごすことができ、茶のツヤのある素材のソファが部屋によく馴染んでいます。空気清浄機や冬用のストーブもあって寒い日など、いざとなった時も安心ですね。



そして私がこの部屋で一番ビックリしたのが浴室!広さはもちろんのこと、宮殿にありそうな白い柱、全体的にタイルや大理石がたくさん使われていて、壁の上部には赤と紫の中間色のような豆タイルがアーチ状に敷き詰められています。思わず「えっ!?なにこれ凄い!」と声に出してしまいました。ここだけ見たらラブホテルとは思えないでしょう。華やかさがあって、しばらくここで過ごしていたくなるほどです(笑)。




フードメニューは日本各地のご当地B級グルメを注文することができ、こってりとしたソース風味でご飯と麺を一緒に炒めた神戸市長田発祥の「神戸長田そばめし」と、北海道民のソウルフード「ザンギ」を注文。ザンギとは鶏の唐揚げのことを指すようです。



他にも「岡山ホルモン焼きうどん」を頼んだのですが、コリコリした歯応えのホルモンにピリ辛で濃いめの味がしっかりと染みていて、とても美味しかったです。まさかラブホに来て各地のB級グルメが味わえるなんて思っていませんでした。また食べたい!


最後に203号室。。
4本の立派な白い柱が立っていて、白と水色がまだら模様になった壁紙が特徴で、爽やかな色合いです。左の壁には縦長のステンドグラスのような照明が2つあります。



ちなみに各部屋には、『週刊少年ジャンプ』といった漫画雑誌や、セクシーな女性の写真が掲載されている週刊誌などが置いてあり、時間がある時はそれらを読んで楽しむことができます。この部屋も棚に並んで置いてあります。
ベッドの上の天井には明るさじゅうぶんな照明と、数匹のカラフルな蝶々が描かれています。



浴室は、部屋の内装を意識してか、青系のタイルとバスタブが使われています。バスタブは家庭にもありそうな形をしていて、飾らない雰囲気に親近感が湧きました。備え付けのシャンプーやリンス、ボディソープがありますが、いつも使っているお気に入りのものがあれば、それを持参するのをオススメします。


外観はピンクでかわいらしく、各部屋に1つガレージが付いているワンガレージワンルーム型です。ガレージから部屋へと向かう途中は緑の階段とピンクの対比がキレイで、好きな雰囲気。




創業当時のパンフレットを見せてもらったのですが、昔は「ドエル ホワイトハウス」というホテル名だったようで、「緑の樹木に囲まれた白い館。ゆれる心に愛の12部屋」のキャッチフレーズが素敵でした。「白い館」というだけあり、外観が白に塗られていました。オーナー様が変わったので、なぜミルキーウェイという名をチョイスしたのかは分からないとのことでしたが、この看板の形は、当時と同じです。



壁紙などは張り替えられているものの、当時から内装が大きく変わっていない部屋が数多くあり、貴重な空間を味わうことができます。島根県の観光の際にも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。私のYouTubeチャンネルでも詳しく紹介しているので、よろしければそちらもご視聴ください。


プロフィール
昭和ラブホの魅力に取りつかれた、平成生まれの”昭和ラブホテル"愛好家。
単身で北海道から沖縄まで日本全国の昭和ラブホを170軒巡り、SNS、メディアでの記事執筆、ラジオ出演などを通じて魅力を発信中。


『回転ベッドを追いかけて』
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全国の昭和ラブホを渡り歩いて収めてきた500点以上の写真が、160ページ全編カラーで楽しめる。地域別のオススメ昭和ラブホや、初めて昭和ラブホを訪れるときの心得、さらには回転ベッドの生みの親で伝説のラブホテルデザイナー・亜美伊新(あみい・しん)氏へのインタビューも。
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