ハッピー・ホテル > ラブホコラム > ゆななの昭和ラブホ旅行記 > ゆななの昭和ラブホ旅行記〜ホテル イエスウィキャン生駒店〜
私は単身で日本全国、北海道から沖縄までの昭和ラブホを170軒以上巡り、SNSや週刊誌などを通し魅力を発信しています。
1985年に新風営法が施行され、それ以降はラブホテルに回転ベッドや一定以上の大きさの鏡などを設置することが難しくなってしまいました。
昭和ラブホとは、新風営法の施行前に建てられて大きな改装をせずに当時の趣が残っているラブホテルのことを指します。
昭和ラブホの王道である回転ベッドや鏡張りの部屋、エアシューターなど……。当時を知る人にとっては懐かしく、平成生まれの人にとっては新鮮に感じられるのではないでしょうか。
今回は奈良県生駒市にある「ホテル イエスウィキャン生駒店」をご紹介します。
学研北生駒駅から徒歩16分、精華学研インターチェンジから車で10分の場所にあります。
鏡張りやSMチェアなど見所たくさん……!早速ご紹介していきます。
まずは307号室。
円形ベッド×鏡張りで「昭和ラブホといえばこれ!」という内装です。
※ベッドは回転しません
天井のシャンデリアはオーナー様の趣味とのこと。より煌びやかな空間を演出しています。
実際に見ると、もっと煌びやかな美しさを感じ取ることができます。
ソファスペースも十分な広さで窮屈さがありません。個人的にはウォーターサーバーがあるのも嬉しいです。
気になるSMチェア……。
赤色がより一層SM感を強めています。SMチェアのすぐ近くには電気マッサージ器が2本あります。2本もあるのは、なかなか珍しいです。しかもコードの長さが5メートルもあります(笑)使い方の幅が広がりますね!
水回りを見ていきましょう。
手ぶら女子を応援とのことで、化粧水・お肌のパックなど含めアメニティが充実しています。これだけ充実していれば困ることがありません。
浴室は2人で入るのにちょうどいいサイズ。昭和ラブホにありがちなスケベ椅子もありました。
フードメニューも種類豊富で気になるものがたくさん!せっかくなので注文してみました。
ラブホ飯、大好きです。
どれも美味しくて食が進みます。私が撮影に伺った時期は焼いたマシュマロをチョコレートと一緒にビスケットで挟んだ「スモア」も頼むことができました。しかも1個10円!驚きのリーズナブル価格です。※時期によりメニューが変わります。
続いて301号室。
お城っぽいロマン溢れる内装。こちらも、ところどころで鏡が使われているのが素敵です。
こんなにロマンティックな空間ですが、しっかりとSMチェアが設置されているのがさすがです(笑)やはりラブホテルのこういう自由な発想がたまりません!そしてこの部屋にもオーナー様こだわりのシャンデリアがあります。
壁紙もプリントした柄ではなく、刺繍になっていて高級感を感じられました。
浴室も鏡が使われているので鏡張り好きの方には、より楽しんでいただけるのではないでしょうか。
続いて210号室。
ゴールドのような色がとても素敵な部屋で、ぐるぐるした渦巻き状の柱も特徴的。
床もゴールドで、なんだかリッチな気分になれます。
お風呂のタイルは個性的ですが、何の柄なのでしょう……。噴水の水飛沫のようにも見えます。
どんな意図でこのタイルを選んだのかな?などと考えるのも楽しいです。
最後に312号室。
ランクの高い部屋になっていて、バリ風要素を感じることのできるゴージャスな内装が特徴です。
そして私が感激したのがこちらの浴室……!
想像以上の豪華さに思わず声が出ました。
ここで数枚の布団を敷いて寝れるぐらいの広さがあります(笑)
さすがランクの高い部屋だけあって驚きとワクワクが詰まっていますね!
まさかの、もうひとつ浴室がありました。せっかくならどちらも満喫したいです。
洗面所も他の部屋と比べて広々としています。
こちらの部屋にもSM什器があります。
各部屋にコインが置いてあり、フロントでガチャガチャを回すことができます。
せっかくなので私も挑戦してみました。
私は缶ジュースのジンジャーエールをゲット!
他にもシュシュやヘアクリップなどが当たるみたいなので、行かれた方はぜひチャレンジしてみてください。ガチャガチャは大人になってもワクワクします。
フロントでは他にもコスプレレンタル、ドリンクやポップコーンのサービスもあるのでお見逃しなく。
赤×黒×白の派手な外観が目立つので、近くまで来れば分かりやすいかと思います。
鏡張りなどのレトロ要素を感じながら、部屋によってはSM什器ありと様々な視点で満喫することができます。サービスも豊富なイエスウィキャン生駒店にぜひ足を運んでみてください!
私のYouTubeチャンネルでも詳しくご紹介しているので、そちらもご視聴ください。
プロフィール
昭和ラブホの魅力に取りつかれた、平成生まれの”昭和ラブホテル"愛好家。
単身で北海道から沖縄まで日本全国の昭和ラブホを170軒巡り、SNS、メディアでの記事執筆、ラジオ出演などを通じて魅力を発信中。
『回転ベッドを追いかけて』
ゆなな hayaoki books 2530円(税込)
全国の昭和ラブホを渡り歩いて収めてきた500点以上の写真が、160ページ全編カラーで楽しめる。地域別のオススメ昭和ラブホや、初めて昭和ラブホを訪れるときの心得、さらには回転ベッドの生みの親で伝説のラブホテルデザイナー・亜美伊新(あみい・しん)氏へのインタビューも。
amazon
hayaoki books
SNSアカウントはこちら
Twitter